出産、帝王切開の思い出
3人目の予定日が段々近づいてきました。
出産3回目となると、もう気分はプロw
前にも書きましたが、私は長女の時に帝王切開になり、次女も帝王切開で産んでおります。
ふとこの辺のお話、まとめて書いておこうかと思いました。私みたいな体験をした人は多いと思います。多分。これから出産する人、妊娠を考えている人への気休めにでもなればいいかな。
長女を妊娠したのは絶賛アパレルで働いていた時、店長になるために他の県に勉強に行っておいでと言われた時でした。正直、他の県に勉強に行ってまで店長になりたくなかったのでグッドタイミングでしたw
妊娠がわかったので、ギリギリまで働くと決め、働きながらの妊婦さんとしての生活が始まりました。
私には7歳上の馬鹿で困った姉がおり、その姉の妊娠中の悪阻の酷さを見て当時は怖くなっていました。仕事をしながらずっとトイレに籠ったりすることになったらどうしよう、と思ったものです。
でも案外悪阻がなく、「ちょっと気持ち悪いかな」と思う程度、10分くらい横になったらすぐ元気になれるハッピーな体でした。おかげで勤務時間は短くしてもらっていましたが生まれる二か月前まで働くことができたわけです。
病院は入院食が美味しいと評判のところへ。
一か月に1キロしか体重が増えてはいけない厳しい所でもありましたが、先生が単刀直入、的確な言葉をくれる人なので不安はあんまりなかったです。この病院は今も通っております。退院の時のご飯が本当に豪華なんですよね!
写真が残っていました!オーストラリア産の牛肉のステーキなんて、この時に初めて食べましたし、病院なのにワインまで!(残念ながらワインは私のお口に合いませんでしたw)
話を戻しまして、出産までの流れですが、
まず私は夜中に破水から始まりました。助産師さんたちから破水した時の話を聞いていたので、まずは病院に連絡、あらかじめ作っていた荷物を持って病院へ。旦那に運転してもらって、私は後部座席でタオルを敷いて横になっていました。破水の感覚は月経の時の血が流れる感じでした。すぐに「破水だ!」と気づけます、大丈夫です(何が?w)
病院に着くと口がどのくらい開いているかなど一通り調べて、陣痛などが来ていなかったのでとりあえず待つことに。
待つこと一日。動きなし。
ここからが最悪でした。もう二度と経験したくないものでした。
陣痛を起こすための促進剤を入れられました。
これがもう嫌で嫌で・・・・・・!!
10分置きに吐き気、気持ち悪さに襲われ、トイレにずっと居たい状態に。気持ち悪さに襲われていない時は元気そのものだったので、気分の上下の振れ幅が激しすぎて「早く生まれて!早く解放して!」、この一心でした。
これが二日続きました。
死ぬかと思いました。
そんな思いをしたのにやはり動きはなし、促進剤から解放され、私は大喜び。
破水して時間も経っていたので続いてはエコー写真の撮ることに。
するとなんということでしょう。
長女、首を上げた状態になっていたため、出てこれなかったと言うではありませんか!!
先生も看護師さんも笑って、「これは仕方ないね」と。そして「帝王切開しようか」と言われました。もう疲労しきっていたので、「早くしてください」と言った記憶がありますw 姉が妊娠中に太りすぎて帝王切開になっていて、この経験をするまでは「絶対に帝王切開は嫌だ」と思っていましたがそれどころじゃなかったですね。検診中問題がなくても帝王切開になることもあるのです。この辺りはなんともならないんだと思いました。
そして帝王切開スタート。
腰の辺りに麻酔を刺されて横になり、ただひたすら天井を見ること少し。すぐに長女の声が聞こえました。出てきた瞬間は大泣き、でも綺麗にされて私の横に連れてこられるとクリっとした目で私を見つめてくれて疲労感もなにもかも吹っ飛びました。文句でも言ってやろうかと思っていたのですが見事に忘れちゃっていましたw
そのあと切ったところを縫い合わせたりして1時間程で手術終了。
病室に戻されて、家族に「頑張ったね」と言われ、「可愛かったよ」と長女の様子を教えてくれました。縫い合わせているときに助産師さんが長女を見せてくれていたそうです。あとで旦那がたどたどしく抱っこしている写真を家族が見せてくれました。
麻酔は1日くらいで完全に切れました。切れるまではピクリとも動けず不思議な感覚で、少し面白かったです。
でも切れたら激痛。お腹を切っているので当たり前ですよね。手術後2日目から母子同室だったんですが、最初の方は体を起こすのがやっとでなかなかお乳を飲ませることができませんでした。腹筋に力が入らないんですよね。体を横にして、ベッドから落ちるように起きれば案外簡単に起きれるので、帝王切開した方はぜひ試してみてくださいw
ご飯も最初はおかゆなど軟らかく、液体状のものでした。(でも美味しい!)
3日目くらいで普通食に。
これは次女の時の写真かな。
おならが出るまでは全部食べないようにと言われました。美味しかったのでなかなか難しい注文でしたねw
一週間ほどで退院。いろんな検査や子育てのレクチャーなどあり、充実した一週間でした。後半はやることがほとんどなくて暇でしたがw
これが長女を産んだ時の思い出です。
次女の時はこの経験があったのと、破水しなかったので気が楽でした。(促進剤が一番の苦痛)
お絵描き帳やゲームを持ち込んで暇な時間もばっちりでした!
書いてみると懐かしいな、と思いながらもつい最近のことかと改めて感じております。今回はコロナ渦の中で出産することになります。
「生まれたての子どもを見れないなんて残念だな、旦那ww」と思いながら産むことになるでしょう。
よく帝王切開は母性が芽生えないとか甘いとかいう意見を見ますが、子どもが無事生まれることが一番だと思います。帝王切開は母子を守るためのものです。体を切ってまで産んでいるから母性が芽生えないわけないでしょ!と怒りたくなります。
自然分娩でも帝王切開でも無痛という手段を使っても母子ともに無事ならそれでいいんですよ。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
出産を控えている方、妊娠中の方、出産後の方、誰でも見て頂けたら嬉しい限りです。
私の帝王切開のお話が何かのためになれば良いなと思います。
次の子が生まれたらまた書きたいです。