ただのブログ〜なんともジャンルの広いもの〜

4歳3歳の女の子と0歳の男の子のお母さんが好きなことを書くブログです。投稿動画の裏話もします。

ドタバタ出産記録後編

 

 前編はこちら↓

 

tadano-ruka3.hatenablog.com

 

 

 麻酔って下半身しかきいてないのに頭の働きにも影響するんですね。

 

 「呼吸が安定しないから酸素マスクするね」

 「あ、はい」

 

 何も考えずに返事してしまいましたw

 

 隣で赤ちゃん、長男くんですね。長男に酸素マスクがあてられました。

 頭は働いていなかったけど、家族に産まれたことを報告するためにラインを打ちました。ちゃんとその時に「呼吸が安定してない」と書いたにも関わらずことの重大さにまだ気づいていませんw

 しばらくすると先生が「よし」と言い、一旦マスクが外されました。

 看護師さんが長男を私の寝ている隣に置いてくれて、「お、授乳かな!」とわくわくしたのですが、胸に食いつかせることなく、少し絞ったものを舐めさせるだけで終わってしまいました。母乳育児推進の産院で「初乳が大事!」と言っていたはずなのにおかしいな、とここで初めて思いました。

 その後看護師さんが「今は落ち着いたけど、さっきまで不安定だったからまたしばらく様子見るね。大丈夫だから」と言って長男を赤ちゃん用の処置室に連れて行きました。

 

 それから3時間ほどして、私の麻酔が切れてきたので病室に移動することに。

 ぼーっとしながら30分毎に寝て起きての繰り返しをしていたところに先生と看護師さんが病室に入ってきました。

 「赤ちゃんの呼吸がまた不安定になったから、今から医大の方に救急車で行くからね」

 

 救急車って赤ちゃんが乗るものだっけ?

 医大ってなんだっけ?

 情報が頭の中でこんがらがっていました。

 

 「お父さんに電話してもらっていい?医大に行くように言うから」

 

 言われたまま電話をして、先生に代わり医大に行くようにと話しをしました。

 しかし旦那は前日に熱を出していた身、この日も微熱でしたが熱はありました。

 先生がどうしようかと言ってたところ、なにかあった時のためにと仕事をお休みしてくれていたお義母さんが代わりに行ってくれることになりました。

 

 間もなくして救急車の音が聞こえてきました。病室の前もドタバタと音が聞こえて長男が運ばれているのがわかりました。

 不安なまま気を失うように寝てしまい、お義母さんからのラインの通知で目が覚めます。

 電話で伝えようかと言われたのですが、手術後の傷が喋れないほど傷んだため文章で状況を教えてもらいました。

 帝王切開で産まれた赤ちゃんによくあることで、肺に水が入ったままうまく抜けていないので呼吸が不安定になっているとのことでした。新生児一過性多呼吸というそうです。

 2,3日で正常になるとのことでここでやっと一安心。この一過性多呼吸が合併症を引き起こすことはないそうで本当によかったと思い、その後はぐっすり寝ることができました。

 

 看護師さんたちも「よかったね。今のうちに体を休めとこうね」と言ってくれて、少し寂しいけど2,3日の間だけと思って体の回復に集中することに。そして長男が医大に行って2日たった日のこと。

 見知らぬ電話番号からの着信。「退院かな!」と嬉しくなって電話を取るとソフトバンクからの電気の勧誘が・・・。いやいや、なんでこのタイミングwと適当にあしらってしばらくしたら本命からの電話が。

 

 「一度は呼吸が安定していて今日退院できると思ったんですが、朝方にまた不安定になりました」

 

 酸素マスクだけで安定していたところに急に起きた出来事。管を通して直接酸素を送ることになったそうです。

 色々と専門的な言葉があってわからなくなっていたのですが、とにかく大変なことになったというのはわかりました。

 電話を切って、様子を見に来てくれた看護師さんにそのことを伝えると自然と泣き出していました。(今この文章を書きながらもまた泣きそうになっていますw)

 看護師さんに背中をさすってもらいながら思いっきり泣いて、ずっと「大丈夫だよ」といってもらいました。泣いたあと、実はその看護師さんもお子さんが長男と同じことになっていて、医大でお世話になったと教えてくれ、「働いている私が言うのもなんだけど医大の設備はここより断然良いから本当に大丈夫よ。ないものがないもの」と笑って教えてくれましたw本当にこの看護師さんには助けてもらいました。

 私は比較的ポジティブな人間で鬱になることなんてないだろうという性格なんですが、体が弱ると心も持っていかれる、人生で初めて何を考えてもマイナスになってしまい、隣の病室で赤ちゃんが泣いているのを聞いて「どうして私の隣にはいないんだろう」と考えてしまいました。この時にどんな人間でも鬱になるんだと思いましたね。

 

 看護師さんと先生も優しい言葉をくれて、私は見事に復活!

 入院は8日間だったのですが、先生が歩くのが苦痛じゃなかったら医大に面会に行っていいよと言ってくれたので4日目に面会に行くことができました。

 

 面会に行くのにお義母さんに迎えにきてもらい医大に。(旦那は熱はなかったのですが咳が出ていたので念のため行くのをやめました)外観は見たことがあったのですが、中に入るのは初めて、広いのでお義母さんが車椅子を持ってきてくれ、初めて乗りました。

 広い中を歩いて、長男が待つ部屋へ。コロナのせいでお義母さんは入れず、私だけで入室することに。看護師さんに車椅子を押してもらい、保育器の前に行くと鼻から管を入れられ、うつ伏せで寝ている長男が。正直泣きそうになりましたねw

 長男の名前を呼ぶと理解できたのかにやりと笑い、医大の看護師さんたちも「初めてこんな顔した」と言っていました。赤ちゃんは母親が一番、と言いたくないのですが、あの時の顔は私だから見せてくれた表情だと思いました。

 看護師さんから状態のことを聞き、当初は3週間ほどで退院になる予定だったそうですが、そんなにはかからないと言われて舞い上がりそうになりました。マスクで隠れていたので良かったですが、多分気持ち悪い顔になっていたとおもいますw

 

 面会に行けたことで心もしっかり復活し、別のお母さんの赤ちゃんを見て「可愛いなぁ、でもうちの子が一番だ」と思えるほどに。

 美味しい病院食のおかげで完全復活を遂げたのでした!

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 ↑相変わらず豪華な退院前夜の夕食w

 

 私が退院して3日ほどすると長男も退院が決まりました。

 看護師さんに「退院はいつが都合が良いですか?」と聞かれたので「できれば今すぐに!」と答えましたwその結果翌日退院に。

 チャイルドシートに乗せる際、骨しかないような体に一緒に迎えに来ていた旦那もびくびくしながら触っていました。

 

 そんなこんなありまして現在5月・・・(もう二か月になりますw)

 このブログを書き始めたのは退院してからなのですが、色々と忙しくてパソコンと向き合う時間がなかなかとれませんでしたw

 保育園の申請をパソコンから行うために取り出して、時間ができたのでやっとこの記録を書くことができました!

 ☆を付けてくれたり、Twitterの方ではいいねしてくれたり、お待たせ致しました。

 これからはパソコンを触る時間もできると思うのでまたブログを書いていけたらなと思います。

 

 ここまで閲覧いただきありがとうございました。

 病院の先生、看護師さんには感謝です。

 

 

【追記】

 長男、一か月検診時にすごく体重が増えていて病院の皆さんに「母乳だけでここまでよく大きくできたね」と言われましたw